
「図面がないから無理かも…」で止まっていませんか?
金属加工を依頼したいと思っても、
・図面がない
・CADは触れない
・うまく説明できる自信がない
こうした理由で、相談前に諦めてしまう方は少なくありません。
ですが実際には、図面がなくても相談から始まる依頼はとても多いのが現実です。
まずは「どんな情報があれば話が進むのか」を知っておくだけで、相談のハードルは一気に下がります。
図面がなくても金属加工は依頼できます
金属加工=図面必須、というイメージを持たれがちですが、
専門業者では次のような相談も日常的です。
・手書きのメモやラフスケッチ
・スマホで撮った写真
・修理したい現物そのもの
最初から完璧な資料は必要ありません。
「何を作りたいか」「どう使うか」が伝われば、そこから一緒に整理していく形が一般的です。
最低限伝えたい7つのポイント
図面がない場合でも、次の項目が分かると話がスムーズに進みます。
※すべて揃っていなくても問題ありません。
① 用途・使用環境(屋内?屋外?水回り?熱?)
同じ形でも、用途で材料・加工方法が変わります。
- 何に使う部品か(家具/装置部品/DIYパーツ/補修 など)
- 屋内 or 屋外
- 水・油・薬品・熱がかかるか
- 見た目重視か、強度重視か
② 材質(分からなければ“購入先・用途”でOK)
材質が分かると、加工難易度と費用が読みやすくなります。
- 鉄/ステンレス(SUS)/アルミ/真鍮 など
- 分からない場合:購入先(ホームセンター・通販など)と用途
- マグネットに付くかどうか(分かれば参考になります)
③ サイズ・形状(外径/内径/板厚など“要点だけ”でOK)
厳密な図面でなくても、要点が分かれば進みます。
- 板:縦×横×厚み
- パイプ:外径×内径×長さ×肉厚
- アングル等:規格(例:L30×30×3)やおおよその寸法
- 形状の特徴:曲線がある/穴がある/段差がある 等
④ 加工内容(やりたいことを“工程で”言う)
「何をしたいか」を工程で分けると伝わりやすいです。
- カット(直線/円形/長さ指定)
- 穴あけ(穴径・個数・位置の目安)
- 曲げ(角度/Rのイメージ)
- 溶接(くっつけたい部材/長さの目安)
- タップ(ねじ切り)/面取り/研磨 など
※「この加工名が分からない」場合は、写真+やりたい状態でOKです。
⑤ 数量(1個だけ?複数?今後も増える?)
数量で工数の組み方が変わります。
- まずは1個(試作)
- 2〜10個(小ロット)
- それ以上(継続・量産前提)
「いったん1個だけ作って、良ければ増やしたい」でも問題ありません。
⑥ 仕上げ・精度(見た目/傷NG/公差のイメージ)
ここが曖昧だと、後からズレが起きやすいポイントです。
- 見た目:傷は多少OK/見える面だけきれいに/全面きれいに
- 角:面取りしたい/バリは取りたい
- 精度:ざっくりでOK/できればピッタリ/現物合わせしたい
- 仕上げ:ヘアライン風/つやあり/つや消し/そのまま など
※「精度がよく分からない」場合は、“どこに使うか(①用途)”が分かれば判断しやすくなります。
⑦ 納期・受け取り方法(持ち込み or 郵送)
納期と受け取り方法は、最初に共有するとスムーズです。
- 希望納期(いつまでに欲しいか)
- 受け取り:持ち込み/郵送(宅配)/どちらでも
- 急ぎかどうか(「いつでもOK」でも可)
👉「分からない項目がある」状態で相談しても大丈夫です。
よくある不安と実際のところ
Q:手書きメモや写真だけでも大丈夫?
→ 問題ありません。最初はそこから始まることが多いです。
Q:1点だけの依頼は迷惑?
→ 小ロット・一点ものの相談も珍しくありません。
Q:できるかどうかだけ聞いていい?
→ もちろんOKです。判断材料としての相談も歓迎されます。
相談をスムーズにするコツ
基本的には「これ、作れますか?」と聞くことからスタートでOK
依頼(相談)=即発注ではありません。
「できる/できない」「別の方法が良い」などを確認する段階でも十分です。
図面がなくても伝わる!写真の撮り方(これだけで精度が上がります)
写真は “量”より“押さえる角度”が大切です。
- 全体(全貌が分かる1枚)
- 真上(形が分かる)
- 斜め(厚み・立体感が分かる)
- 加工したい箇所のアップ(穴・曲げ・溶接部など)
- 定規やメジャーを当てた写真(サイズ感が一発で伝わる)
- できれば「別角度でもう1枚」(誤解が減ります)
💡まずは簡単な相談から始めたい方は部品全体が分かる写真を1〜2枚撮るだけでも大丈夫です。
手書きメモでOK!書くならこの3点だけ
手書きで書くなら、細かい製図よりも
- だいたいの寸法
- どこを加工したいか(矢印)
- 穴径・曲げ角度など“数字が必要な部分”
この3点だけで十分通じます。
よくあるつまずき(先に知っておくと失敗しません)
- 「材質が不明」→ 購入先と用途を伝える
- 「穴位置が厳密」→ 基準点(端から何mm)が必要
- 「曲げRが重要」→ Rの指定 or 参考写真があると早い
- 「見た目も大事」→ 見える面/見えない面を最初に区別する
- 「あとから仕様が変わる」→ まずは試作1個→確定→増産が安全
専門業者という選択肢(郵送対応も可能)
ホームセンターでは難しい、
・複数工程(カット+穴あけ+曲げ+溶接)
・制度や仕上がりを重視した加工
・図面がない状態からの相談
こうした内容は、専門業者の方がスムーズなケースもあります。
株式会社金具屋では、
図面なし・写真のみ・郵送での持ち込み対応も行っています。
「まずはできるかどうかだけ知りたい」
その段階からでも問題ありません。
まずは相談だけでもOKです
無理に依頼する必要はありません。
- ホームセンターで済む内容か
- 専門業者に出した方が良いか
LINEで写真1枚から判断できます。
▶ メールフォームで内容確認
個人のお客様
法人・業者の技術担当者の方
まとめ|図面がなくても相談していい
最初は「伝えられる範囲」で十分です。
金属加工の依頼は、
完璧な準備より、早めの相談が結果的に近道になることも多いです。